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塙 悟史; 端 邦樹; 知見 康弘; 西山 裕孝
Proceedings of Symposium on Water Chemistry and Corrosion in Nuclear Power Plants in Asia 2013 (USB Flash Drive), 7 Pages, 2013/10
原子力機構では、放射線分解水質評価モデルや腐食電位モデルの検証・ベンチマークに使用できるデータの取得を目的に、JMTRのインパイルループを用いた水化学実験を計画している。実験では、水の吸収線量のほか供給水中の水素または酸素濃度をパラメータに、照射を受ける領域の水の放射線分解による水質変化及び腐食電位変化を評価する。水の吸収線量は、BWR炉内主要部位に準ずる条件を与えることが重要であり、JMTRキャプセル内における水の吸収線量を予備的に評価した結果、JMTRインパイルループではBWRに準じた条件での照射が可能であることが示された。また、インパイルループ内の放射線分解水質と腐食電位を評価した結果、想定するパラメータ範囲において水質と腐食電位の変化を捉えることは可能であり、実験として成立する見通しを得た。インパイルループの設置を含む装置等の準備は既に終えており、JMTRの再稼働後に実験を開始する予定である。
佐藤 智徳; 加藤 千明; 扇 裕和*; 山本 正弘; 上野 文義
Proceedings of Symposium on Water Chemistry and Corrosion in Nuclear Power Plants in Asia 2013 (USB Flash Drive), 6 Pages, 2013/10
原子炉冷却水中で水の放射線分解によって生成されるHOはBWRの応力腐食割れにおいて重要な要因として指摘されている。一方、BWR腐食環境に関する電気化学的アプローチは酸化剤としてOを用い、水の電気伝導性をあげるために電解質を添加した系での報告例が多いが、実際のBWR水は高純度が維持され、かつHOが存在している。そこで、本研究では、BWR環境を模擬した、HOを含む高温純水中での電気化学的インピーダンス測定を行うことにより、過酸化水素を含む高温水中の腐食環境評価を実施した。その結果、HO濃度とステンレス鋼表面の分極抵抗の逆数に線形の相関が確認された。これを用いて、高温水中でのHOの拡散係数の推定を行い、1.510(cm/s)が得られた。また、取得された相関関係を用いて、高温水中のHOの熱分解定数の直接測定を行い、0.042(s)という値が得られた。
端 邦樹; 塙 悟史; 笠原 茂樹; 本岡 隆文; 塚田 隆; 室屋 裕佐*; 勝村 庸介*
no journal, ,
人工海水および海水成分を含む水溶液について、線照射下で発生する過酸化水素の濃度を測定した。それぞれの水溶液についての測定結果はラジオリシス計算の結果とよく一致した。また、人工海水の結果は、海水相当濃度の塩化ナトリウム,臭化ナトリウム,重炭酸ナトリウムを含む混合水溶液AQ1の結果とほぼ一致し、AQ1によって海水のラジオリシス現象を模擬できるということが示された。過酸化水素の発生挙動を決定している成分についてさらに調べるため、ラジオリシス計算を実施した。その結果、過酸化水素の発生は、塩化ナトリウム濃度に依存する化学種のG値および臭化物イオンに由来する化学反応に影響を受けているということが分かった。